歯周病イメージ厚生労働省と日本歯科医師会により以前から推進されている運動で、8020運動(はちまるにいまる)と言うものがあります。

この8020運動とは、満80歳で20本以上の歯を残そうというスローガンで始まった運動で、実施の理由が、20本以上歯が残っている高齢者は、それ以下の方と比べて健康で活動的であり、寝たきりになっている人が少ないという統計結果の元、実施されているようです。この運動がきっかけで口腔衛生に興味を持った高齢者が増え、徐々にではあるが残存歯数が20本を越える高齢者が増えてきています。

人の歯は普通、親知らずを除けば上下で28本ありますが、平成 10年の歯科疾患実態調査(厚生労働省)によりますと、80歳の人は平均20本の歯を失い、8本しか残っておらず、ほとんどの人が入れ歯のお世話になっていました。

しかし、平成17年には、平均の歯残数が80歳以上でも約10本に増加し、運動の成果が確認できます。

歯を失う原因としては、一般に20代までは虫歯が、30代以降になると歯周病が原因の第一位にあげられます。虫歯はみなさん分かると思いますが、歯周病が何かと言いますと、歯ぐきの出血や腫れ、最終的には歯がぐらつき、抜けてしまう病気のことを言います。

歯周病は一般的には、歯槽膿漏と呼ばれ、これはみなさん聞き覚えがあると思います。歯を磨いていて、出血することがたまにあると思いますが、これは歯周病よりも、その前の段階である歯肉炎の可能性が高いです。この歯肉炎を放置してしまうと、歯周病に進行してしまいます。

歯周病の原因歯周病は、歯の根っこを支えている歯槽骨と呼ばれる骨が溶けてしまい、歯の周りの組織が壊される為、歯が抜けてしまいます。なので、歯自体がしっかりしていても、歯ぐきがやられてしまうので簡単に歯が抜けてしまいます。

歯周病は、その進行度合いによって初期、中期、末期の3段階に分類されます。初期段階の症状は、歯磨きをすると出血したり、歯ぐきが腫れぼったり感じる事がたまにある程度ですので、非常に症状が分かりにくくなっています。

中期になると、歯ぐきが腫れる度合いが増してきます。さらに、水がしみたり、歯ぐきが臭い始めます。初期段階から数年経過した状態が中期です。

末期になると歯磨きをすれば毎回出血するようになり、歯がぐらつくようになります。さらには、歯の周りから白い膿が出てくるようになる為、一目でわかります。この時期になると、刺繍ポケットが6mm以上になり、くしゃみやちょっとした刺激で歯が抜ける場合もあります。

30代以降に歯周病が多く起こるのは、体全体の免疫機構がストレスなどによって弱くなり、それが歯ぐきにも影響を与えると考えられているからです。この歯周病患者は年々増加していて、40歳の人で8割以上、症状が軽い人も含めると成人の大半が歯周病にかかっているといわれています。

さらに最近は歯周病が低年齢化して、5〜14歳の間でも約38%、15〜24歳の間で約59%の人が歯周病予備軍の歯肉炎にかかっているのが現状です。この歯肉炎が進行してしまうと、歯周病になり最終的には歯が抜けてしまいます。

Category: 歯周病予防
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