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インプラントの歴史
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インプラントには、「植えつける」、「植立する」という意味があります。
歯の構造を大まかにいうと、歯肉の下に隠れている歯を歯根と呼び、眼に見ている部分を歯冠と呼びます。歯周病などが原因で歯根の部分から丸々歯がなくなった時、その抜けた部分に人工の歯と根本となるチタンを埋め込む治療方法がインプラントと呼ばれます。
インプラントという歯科医療が確立される前には、部分的に歯がなくなれば、ブリッジや入れ歯と使って補うしかありませんでした。
古代中国やエジプト、ギリシャでは、象牙を用いて歯が植えられていたと記述もありますが現代のインプラントはかなり内容の違うものであります。
インプラントが歯科医療に取り入れられ広く知れわたり始めたのは1940年代です。この頃の、インプラントは現在のチタンを埋め込む手法とは違い、骨膜下インプラントに合金が使用されていました。
現在のチタンが骨膜下インプラントに使用され始めたのは、1950年代になってからの事です。
1952年に、スウェーデンのペル・イングヴァール・ブローネマルク博士が、チタンと骨が結合する現象を発見し、これをオッセオインテグレーションと名付けました。オッセオとは、「骨の」を意味し、インテグレーションは「統合」を意味します。よって、オッセオインテグレーションとは、「骨の結合」と訳されます。
1960年代には、ブローネマルク博士は、膨大な基礎研究を元に、オッセオインテグレーションを利用したインプラントを開発しました。彼は、さらに1965 年から臨床実験を始め、1980年代までの15年にわたってデータを集積し、ブローネマルクシステムを確立しました。ブローネマルクシステムとは、現在も使用されるインプラントの手法で、近代のインプラントの殆どはこの手法を元に発展されています。ブローネマルク博士は1981年にこの学術論文を発表した。この発表は、歯学界に大きな旋風を巻き起こし、オッセオインテグレーションのインプラントが世界の臨床現場で採用される事になりました。
ブローネマルク博士のオッセオインテグレーションによるインプラントは、長期間の基礎研究と、豊富な臨床データのおかげで、安全性が非常に高いと言われています。インプラントが10年以上機能する臨床成功率も96%以上とかなり高い成功率を誇っていて、その結果、インプラントは「第3の歯」とも呼ばれています。乳歯が「第1の歯」、永久歯が「第2の歯」、そして永久歯がなくなった後を補う歯としてのインプラントが「第3の歯」という形になります。
photo byabductos



